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近代武道の系譜

編著:大道 等,頼住一昭
A5判・288頁
ISBN:978-4-7644-1570-6
2003年4月25日

教育の現場では武道の取り扱いについての不安や戸惑いも少なくありません.
「わが国の武道とはいかなるものなのか」という古くて新しい問題が根深いことが主因でしょう.本書が日本の武道の来し方行く末を考える一里塚となれば幸いです.
価格 : 2,860円(税抜2,600円)
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はじめに
第1部 近代武道への歩み
 1章 「術」から「道」へ─日本の“martial arts”の近代化とは─
  1.問題の提起:「術」との出会い
  2.撃剣会興行:生死の術から生計の術へ
  3.体操伝習所の調査:実用の術から体育の術へ
  4.講道館:柔術から柔道へ
  5.大日本武徳会の創立:武術と武道
  6.「剣道」書の出現:剣術から剣道へ
  7.武徳会の教員養成:武術から武道へ
  8.形の制定:剣術形から剣道形へ
  9.学校体操教授要目:撃剣及柔術
  10.文部省講習会と永井道明:撃剣から剣道へ
  11.「道」の定着:「術」から「道」へ
  12.戦後の復活:しない競技から剣道へ
  13.学習指導要領:格技から武道へ
  14.沖縄の日本化:唐手から空手(道)へ
  15.結 論
 2章 明治16年に行なわれた「剣術柔術調査」─ベルツが示した武術観と当時の外国人教師の置かれた立場─
  1.わが国の伝統武術に理解を示していたベルツ
  2.東京大学医学部と「お雇い外国人」との関係
 3章 運動害毒論─武道はからだに悪い?─
  1.国会で議論された武道の是非
  2.そもそも運動は身体によいか
  3.「野球・サッカーは悪いもの」なる論争
  4.明治16年「剣術柔術調査」
  5.不明な生理学的根拠 6.ベルツとスクリバ 7.武道を実践し日本文化を愛したベルツ
 4章 術理の展開と剣道徳育論の吟味
  1.剣道の術理の展開
  2.剣道徳育論の吟味
 5章 明治初期の武術衰退と剣道教育の再編
  1.武徳殿への憧れ:戦前から戦中における剣道教授法変遷への関心
  2.明治期における剣道の消長
  3.大日本武徳会設立
  4.武術教員養成所(後の武道専門学校)の教授法
  5.鍛錬から競技へ 6.正科編入運動
第2部 学校教育としてみた武道
 6章 学校教育のなかの弓道
  1.弓道のおもしろさ・発見・体験
  2.学校弓道の特性は
  3.部活動としての弓道
  4.授業としての弓道
  5.学校弓道の抱える問題点と展望
 7章 「格技から武道へ」の名称変更と体育授業
  1.平成元年の指導要領から
  2.武道とその精神性
  3.男女共習について
  4.高等学校での扱い
  5.これまでの実践研究から
 8章 アフリカの学校で武道を教える─ジンバブエでの柔道指導─
  1.アフリカと柔道と私
  2.ジンバブエで柔道を教える
  3.文化としての柔道
  4.異文化を伝えるむずかしさ
  5.異文化を受け入れる
  6.宗教と柔道
  7.ジンバブエで学んだこと
 9章 戦時教育と体育教師
  1.年端も行かぬ子どもが武器を持つ
  2.’86年にソウルで見た教練
  3.老数学教師の戦時体験
  4.空手は坂道の土の上で
  5.言葉遣い
  6.臨界区域に座す教師
  7.昭和11年改正学校体操教授要目
  8.軍隊剣道
  9.実戦武術の片鱗
  10.5省共官と武道綜合団体としての大日本武徳会
  11.末期の努力から何を学ぶ
 10章 中学剣道授業の実践教案例
  1.単元名
  2.単元設定の立場
  3.運動の特性
  4.学習者の準備状況
  5.特性に触れさせるための手だて
  6.学習のねらいとみちすじ
  7.時間計画
  8.単元展開
  9.本時案
  10.授業分析
第3部 外国人から学ぶ日本の武道
 11章 弓の道─ヘリゲルの弓道修行─
  1.師の阿波研造
  2.ヘリゲルの弓道修行
  3.弓道を通しての人間教育
 12章 東京大学医学部ベルツ教師の武道観
  1.お雇い外国人・ベルツ
  2.有名武道家との人脈
  3.明治16年における「剣術柔術調査」の不可解さ
  4.東京大学での武道採用について
  5.ベルツをとりまく人々
 13章 E.ベルツの剣術・柔術理解─榊原鍵吉および三浦謹之助との出会いを中心として─
  1.剣術柔術調査」の復申内容とベルツの剣術に対する考え方との違いについて
  2.ベルツの柔術理解と三浦謹之助の存在
  3.三浦と嘉納との出会い
 14章 日本学としての剣道─英国海軍将校の目から─
  1.軍隊への憧れ
  2.武装への関心
  3.日本武士文化との出会い
  4.武道との出会い
  5.武から文へ
  6.剣道との出会い
  7.剣道の魅力
  8.躾と剣道
  9.捨て身技
 15章 近代スポーツ小史・体育教材の変遷
  1.当時のスウェーデン体操について
  2.東大医学部長が医学者として最初に紹介
  3.アメリカ経由で紹介されたわが国のスウェーデン体操
  4.富国強兵政策によるスウェーデン体操の紹介と普及
第4部 武道を科学する
 16章 礼儀の動作学─着座の重心動揺─
  1.礼儀作法に想う
  2.武道に求められる礼儀作法
  3.「礼に始まり礼に終わる」
  4.正座としびれ
  5.すわる:坐ると座る
  6.武道書に見る坐り方
  7.坐禅を組む:身体の揺れを見て取る
  8.坐を科学する:日本人の坐位姿勢
  9.坐位姿勢の床反力
  10.経験者は身体の揺れが少ない?
  11.武と礼儀作法
 17章 柔道を科学化する努力
  1.今後の研究課題として
 18章 柔道背負投の科学
  1.柔道の鍵概念:なぜ「重心」なのか
  2.身体重心の科学
  3.武道の比較動作学:背負投の重心移動
  4.伸膝型VS屈膝型と古賀選手
  5.名人の背負投を分類する
 19章 合気道投げ技の動作分析
  1.目 的
  2.方 法
  3.結果と考察
 20章 剣道選手の技術水準と体力─武・舞は技か体力か─
  1.技か体力か?:女子剣道選手の習熟過程
  2.武と舞:技か体力か,それとも?
 21章 剣道選手の筋力・筋パワー特性
  1.剣道競技の運動特性
  2.筋力と筋パワー
  3.大学剣道優秀選手の筋パワー特性
  4.剣道におけるトレーニング
 22章 武道と体力科学
  1.格闘技としてのラグビー
  2.教えて下さい:ラグビー19歳以下日本代表の英国遠征に参加して
  3.3種のエネルギー供給機構:ユース選手に必要な知識だろうか?
  4.運動生理学的体力論
  5.ハイパワー持久性の重要性
  6.瞬発力は3種に分類できるのでは?
  7.「心技体」の精神
第5部 現代Humanityへの道
 23章 剣道論考─人間錬磨の「道」を探る─
  1.剣道の大意
  2.剣道の技法と心法
  3.技
  4.教習構造と型
  5.礼
 24章 柔道選手の不安傾向─競技の心理特性─
  1.先行研究
  2.研究対象
  3.調査成績
  4.自信の消長
 25章 身体活動は教育手段か目的自体か
  1.期待される人間像を求めて
  2.親が自分にはなかったことを子に願う
  3.身体活動は目的か手段か?
  4.タイクとタイイク
  5.体育授業の時代的変遷
  6.ガマンの風景
  7.武術から武道へ
  8.武道専攻学生の教師として
  9.武道的と武道家的
 26章 武道の傷害と予防
  1.大学合気道部員の傷害発生状況
  2.中学武道授業の安全対策
 27章 武道とヒューマニズム
  1.開かれた世界精神としてのヒューマニズム
  2.武道とヒューマニズム
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