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現代人のからだと心の健康―運動の意義と応用―
編:平木場浩二
B5判・184頁
ISBN:978-4-7644-1081-7
2006年3月10日
本書は,運動と健康とのかかわりを中心題材として扱い,大学におけるスポーツ・健康科学の講義用のテキストとして作成したものです.運動と健康に関する最低限度のエッセンスの抽出に留めましたが,運動と健康に興味ある方々も是非一読いただければ幸いです.
送料:500円〜
序章 平均寿命と健康寿命のギャップ?
1章 現代社会における健康問題
1 自己家畜化
1.肥満化
2.性成熟の早期化
3.長寿化
4.虚弱化
5.異常心理(行動)
2 概日リズム(サーカディアンリズム)の乱れ
1.概日リズム(サーカディアンリズム)とは
2.サーカディアンリズムを崩す「人工のリズム」
3.体内リズムの乱れによる健康問題
3 ヒトは歩かなくなった―重力下での直立二足歩行の重要性―
1.重力下の直立二足姿勢・直立二足歩行に適応した身体の形態および生理的機能
2.重力下での身体運動(歩行)の重要性―無重力下での宇宙飛行士の生理的変化から―
4 健康ブームの背景とその危惧
1.日本人の健康が悪化したのだろうか
2.健康不安の増大
3.健康ブームの到来
4.成人病から生活習慣病への概念的転換がもたらしたもの―生きる意味の同一化―
5 健康概念の変容
1.「病気の反対概念としての健康」から「充実した生き方としての健康」へ
2.病気・死の立場を包含した「生き方」としての健康
2章 運動と身体の健康
1 運動時のエネルギー供給のしくみ
1.アデノシン三リン酸
2.エネルギー供給系
2 運動時における骨格筋線維の動員
1.筋線維タイプとその特徴
2.運動時における筋線維の動員
3 運動トレーニングに対するからだの適応
1.筋力トレーニングに対する筋・骨格系の適応
2.持久性トレーニングに対する呼吸循環系の適応
3.持久性トレーニングによる代謝系の適応
4 運動による生活習慣病の予防と軽減
1.メタボリックシンドローム
2.高血圧症
3.糖尿病
4.高脂血症
5.虚血性心疾患
5 運動処方の基礎と実際
1.運動処方の基礎
2.運動処方の実際
3章 肥満と健康
1 肥満の定義とその判定方法
1.肥満の定義
2.肥満の判定
3.体密度法
4.体水分量法
2 肥満の種類とその成因
1.肥満の種類
2.肥満の成因
3 脂肪細胞の不思議と肥満の病理
1.脂肪細胞の不思議
2.肥満の病理
4 肥満解消のための運動処方の実際
1.体重の変化とエネルギー収支バランス
2.運動処方の実際
4章 運動と心の健康
1 現代社会と心の健康
1.健康観と心の健康
2.現代社会と心の病気
2 ストレスと健康
1.ストレスのメカニズム
2.ストレスへの対処方法
3 運動の心理的効果
1.ストレスと感情に及ぼす運動の効果
2.パーソナリティに及ぼす運動の効果
3.心理的効果のメカニズム
4.心理的効果に関する国際機関のガイドライン
4 運動に及ぼす心の影響
1.情動と運動
2.注意集中と運動
3.イメージと運動
5 運動・スポーツの動機づけ
1.運動と動機づけ
2.運動場面の目標設定
3.目標志向性と運動行動
4.運動場面の原因帰属
5章 運動とトータルフィットネス
1 日常での運動(トレーニング)
1.運動(トレーニング)の必要性
2.具体的な運動(トレーニング)
3.効果的なストレッチ方法
4.ウォームアップ
5.運動(トレーニング)後のコンディショニング
6.運動(トレーニング)プログラム
2 健康・体力を支える食生活
1.食生活指針とその内容
2.運動(トレーニング)と食事の関係
3 休養のあり方
1.消極的休養―効果的な睡眠について―
2.積極的休養―疲れを残さずリフレッシュする―
3.運動(トレーニング)と生体リズムの関係
