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子どもに「体力」をとりもどそう―まずはからだづくりだ!―
著:宮下充正
A5判・112頁
ISBN:978-4-7644-1092-3
2007年7月10日
「学力と体力」どちらが重要か.比較すべきものではありませんが,子どもに体力がなければ,長い人生をたくましく生きていくことはできません.「体力あっての学力」であり,本書では,身体活動能力の発達や体育の重要性を述べてあります.
送料:500円〜
1章 子どもの運動不足は,世界的傾向か?
1.フィンランドの青年の体格と体力の30年間の推移
2.子どもの歩数の国際比較
3.学業と身体運動実践
4.どんな時間帯に,子どもは歩くのか
5.通学手段と体力
6.中国西安市の子どもの運動実践調査
2章 身体活動能力の発達
1.身体活動の結果を生み出す能力:「体力」と「技術」
2.練習しなければ身につかない「技術」
3.成長とともに増強するはずの「体力」
4.無限の可能性を秘めた子どもの身体活動能力
5.“あるべき姿”と“ありたい姿”へと導く教育
3章 からだを育むこと(体育)の重要性を考え直そう
1.馬の短い成育期間と人間の長い成育期間
2.手厚い親の保護が不可欠
3.「身体運動の科学」の重要性
4.運動生理学の役割り
5.自分の行動を直接つかさどる筋肉
6.21世紀は筋肉の時代
4章 運動指導者の役割り
1.たくみさは練習しなければ獲得できない
2.スポーツ指導者の養成
3.運動指導者に必要な科学的態度
4.運動指導者の再教育
5.立派な施設と優れた指導者
6.子どもの適応能と指導者の役割り
5章 発育盛りにたくみな動きを身につけさせる
1.子どもに運動実践を促す
2.子どものからだの成長段階
3.幼児期に発達の著しい神経系の働き
4.七五三の祝い
6章 基本動作の発達
1.泳 ぐ
2.走 る
3.跳 ぶ
4.投げる
5.け る
7章 たくましさの育成
1.中央教育審議会の中間報告
2.たくましい日本人
3.たくましさを鍛える難しさ
8章 人間の能力に及ぼす遺伝と環境の相互作用
1.多因子遺伝の複雑さ
2.動物実験にみられた遺伝
3.水泳にみられる問題の複雑さ
4.東大卒vs芸術系大学卒と東大運動部員vs体育系大学運動部員
5.筋線維タイプにみられる遺伝的個人差
9章 親と教師のためのからだづくり
1.高学歴の人はよく歩く
2.フィットネスとは
3.加齢ととともに衰え,運動すれば回復する運動能力
4.運動とは重力に抗してからだを動かすこと
5.私たちが行なう動作は3種類ある
6.どんな運動をすればよいのか
7.「1に運動2に食事,しっかり禁煙,最後にクスリ」
8.手軽にできるウォーキングと水中運動
9.運動するときに注意すべきこと
10.減量は運動と食事の組み合わせで
11.少子高齢社会構成員に求められること