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世界学校体育サミット
編:ICSSPE
監訳:日本体育学会学校体育問題検討特別委員会
A5判・224頁
ISBN:978-4-7644-1568-3
2002年11月15日
わが国では,必修という制度に守られてきた学校体育ですが,今後果たしてこれまでの位置を保つことができるのかを危惧する声が聞かれます.
「優れた教科」として発展させていくことの重要性を啓発するキーノートレクチャーなどから構成されています.
送料:495円〜
序論序論
1.共通の目的実現に向けた共同的行動に向けて
ICSSPE/世界体育サミット
2.さらなる前進を
活動展開に向けてのアジェンダ/第3回体育・スポーツ担当大臣等国際会議(MINEPS)/前進に向けて
基調講演
1 学校における体育の地位と現状に関する世界的規模での調査
1.世界規模での調査
2.調査結果
体育に関する法律的な要件/教科としての体育の位置づけ/カリキュラム上の時間配分/資源/平等に関わる問題/体育をめぐる諸問題と現状
2 体育の事実
3 良い体育の実践
1.効果的な体育プログラムの開発
2.子ども中心
3.肯定的な環境の創造
4.自立と自立的学習者を育成するスキルと知識を構築すること
5.体育はすべての学習者の生涯発達を導く
6.健康に関連した体力づくりの運動
7.人間の性と性教育
8.精神的・情緒的な健康
9.自己防衛
10.学校のカリキュラムを越えた活動
4 体育と身体的領域
1.児童期および青年期における普遍的な課題
体育の現状/運動/運動技能/体力/限界
2.運動と発育・成熟
運動と身長/運動と体重および身体組成
3.運動が関係する独特な組織
運動と生物学的組織
4.運動と体力
先行研究の概観/運動群と非運動群との比較
5.運動と代謝機能
先行研究の概観/運動群と非運動群との比較/運動プログラムの効果/運動技能/筋力/有酸素的パワー
6.運動プログラムと代謝機能
7.概要
運動と成長・成熟/運動と体力/運動と代謝機能/運動プログラムの効果
5 スポーツと運動の心理的効果と社会的貢献
体育は重要でない教科に降格されつつあるのか/青年期の発達とサポートの必要性
1.実証的研究
身体活動と自己概念/身体活動とストレス対処/身体活動と薬物乱用,逸脱,非行/身体活動と社会的統合/身体活動とライフスタイル/欠くことのできない体育
6 体育と健康・安寧
身体活動とフィットネスの継続/良質な体育プログラムはフィットネスを向上させるか?/性と文化は身体活動に影響するか?/活発なほど健康か?/生徒の日常的な身体活動の強度とは?/低い社会経済水準にある子どもは活動的か?/子どもの身体活動における家族と学校の役割/表明だけで十分なのか?/身体活動を促進するための学校中心のプログラム/Agita Sao Paulo:多くの様相を持つ介入プログラム/The "Agita Galera" Day/学校におけるAgitaアプローチによる影響を評価する/医学的知識の欠如した健康?
7 体育の経済的根拠
好ましくない健康状態となることを避けること/好ましいことを実現すること/安全な地域,安全な都市/提案
8 青少年の身体活動に必要な栄養
1.食事摂取
2.三大栄養素
炭水化物/脂肪/タンパク質/ビタミンとミネラル/水分補給
付録
付録1 ベルリンアジェンダ─政府大臣に対する行動を求めて─
付録2 第3回体育・スポーツ担当大臣等国際会議のためにICSSPEが作成した1999年ベルリン世界体育サミットの報告と提言書
1.挑戦
2.体育の現状および法的位置づけに関する国際調査結果
3.第3回体育・スポーツ担当大臣等国際会議への要望
4.理論的根拠
5.良質の体育授業
付録3 第3回体育・スポーツ担当大臣等国際会議
付録4 プンタ・デル・エステ宣言付録4 プンタ・デル・エステ宣言
